名古屋市緑区の徳重地区会館(ユメリア徳重)にて、小学生から中学生を対象に将棋教室を開催しています。
棋力の向上はもちろんですが、きちんと挨拶ができることやマナーを守って対局ができること、学校や学年の違う子とも仲良く将棋を学ぶことができること、これらを目的としています。
毎月第1、第3土曜日 午後3時30分〜午後5時45分
詳しくは、将棋教室日程・大会告知のページをご覧ください。
※将棋教室の開催場所となるユメリア徳重の集会室は抽選となっていますので、毎月同じ週の同じ時刻に開催できない場合があります。何卒ご了承ください。
1.講座(詰将棋・次の一手・必至・指し継ぎ将棋)
毎回リーグ戦の前に「講座」を行います。
・「詰将棋」
「自分がこう指すと相手がこう来て、次にこう指さして詰み」と先を読む訓練に最適な3手詰、そしてその発展となる5手詰~11手詰の問題を出題し、子どもたちに解答してもらいます。
クラスに応じて解答する問題は異なります。おおよその目安は次のとおりです。
Sクラス・・・5手詰から11手詰
A1、A2クラス・・・3手詰から7手詰
Bクラス・・・1手詰から3手詰
詰将棋って何? という初心者のために1手詰も出題します。
棋力向上のため、詰将棋を解くことは初心者から高段者までどのレベルであっても、大変効果的な方法とされています。
駒の効果的な使い方や詰む形のパターンを学ぶことができますし、将棋大会など限られた持ち時間の場合、「この形で、この持駒でどう指せば詰むか」を瞬時に読み切る能力があれば結果に直結します。
詰将棋で先を読む力を鍛えた結果勝利につながり、勝てるから楽しい、楽しいからもっと頑張って難しい詰将棋にも挑戦する。すると、もっと強い人にも勝てるようになり、一層自信がついて、ますます楽しくなる。といった好循環が生まれます。
Sクラスでは、11手詰まで出題していますが、5手詰、7手詰がすらすら解けるようになるころには、様々な戦術書の理解度も飛躍的に高くなっていますから、この教室の目標である初段にも到達できると思います。
・「次の一手」
次の一手・・・ある局面でどう指すとこちらが有利になるかを考えます。
終盤だけでなく、序盤、中盤にもこちらを有利にする良い手が眠っています。
実は良い手があったのに、またはピンチの局面があったのにお互いに気が付かずに見過ごしてしまい、何事もなく局面が進んでいくことがあります。
次の一手(実際はその手を含めた数手先)を考えることは、チャンスを見逃さない将棋のセンスを磨くのに良い勉強法だと思います。
・「必至問題」
放っておくと次に詰みますよ。という手を「つめろ」といいます。つめろの中でも、どう応じても次に詰んでしまうものを必至といいます。
必至を掛けられたら相手の玉を詰まさなければ負けになります。
必至の勉強は、詰将棋同様に先を読む訓練として大変重要です。
将棋の格言に「王様は包むように寄せよ。」がありますが、この格言に沿った大切な技を習得できます。むやみに王手、王手で追い回すのではなく、網を絞っていくことが勝利につながります。
ところで、対局の際、王様の逃げ道をあらかじめ封鎖しておくような手に対して、「待ちゴマは卑怯だ」という方がいますが、これは全くの間違いで、大変理にかなった将棋の技なのです。
もし初心者の子が何の指導もなくこのような手が指せたとしたら・・・・ぜひお近くの将棋道場へ連れて行ってください!!
・「指し継ぎ将棋」
プロやアマ高段者の将棋を中盤まで並べてもらい、優劣不明のところから、その後を同じクラスの子ども同士で指し継いでもらいます。
特にBクラスの子たちの将棋を見ると、居玉のままで金銀の連結もなく、飛車や角だけ何度も動かしている場面が見受けられます。王様をしっかり囲うよう伝えても、どう囲うのか、どの手順で囲うのか、攻めの手と守りの手のバランスなどもまだよくわかっていません。
「言われたとおり囲っていたら攻められて負けた。」とか。
そこで、中盤までプロやアマ高段者の将棋を説明を加えながら並べてもらい、その続きをそれぞれ同じクラスの子どもたちで対局してもらいます。
その後、実際の対局の続きはどう指されたのかを見て、自分たちの将棋との違いを実感してもらいます。好きな戦法の発見にもつながると思います。
2.リーグ戦(対局)
・棋力に合わせてクラス分けをしています。
各自、同じクラスのメンバーとの間でリーグ戦を行います。
・1年4期(春期・夏期・秋期・冬期)のリーグ戦です。
対局の結果によりポイントが加算され、リーグ戦の結果が上位の子はクラスが上がったり昇級、昇段します。
出席人数の関係で相手がいない場合は、指導員との駒落ち指導対局になります。この場合もポイント加算の対象になります。
6つの心得をしっかり守って対局できたり、詰将棋の解答、盤駒の準備や後片付けを積極的にした子にもマナーポイントを加算しています。
逆にリーグ戦の結果がよくても、苦手な子を避けたり、マナーポイントの減点により昇級できないケースもあります。
3.駒落ち戦(対局)
出席人数の関係で相手がいない場合は、先生との駒落ち指導対局のほか、駒落ち戦もあります。段級の差に応じて全クラス横断で駒落ちでの対局となります。こちらは半年1期で行います。1位から3位までのほか、10位、20位、30位には飛び賞を贈呈します。
4.その他
1.2.の他に年1回、小学生から高校生を対象とした徳重青少年将棋大会を開催しています。
大会にはプロの棋士をお招きすることもあります。プロ棋士による指導対局の経験が大きな刺激となり、より高い目標を持つ子もいます。
さらなるレベルアップを目指して、これまでに当教室から5名が東海研修会に進みました。
4.スタッフ
・支部長 榊原(将棋普及指導員)
・将棋コーチ 谷口(将棋普及指導員)
・将棋コーチ 沢田(将棋普及指導員)
・将棋コーチ 長島
・将棋コーチ 斎藤
5.入会金・会費等
入会金 1000円
会 費 3カ月4000円(前納)
6.教室体験や姉妹教室のご案内など
※定員に達しましたので、現在新規入会者の募集はしておりません。
教室体験は随時行なっていますので、体験を希望される方はお気軽に下記までご連絡ください。席に余裕がある場合は当日体験も可能です。
徳重教室以外に姉妹教室がございますので、平日の午後になりますが「都合がつくよ」という方はこちらをご覧ください。
7.連絡先
052-896-8302 長島